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LINE運用はフェーズ戦略で友だち集客からリピート定着まで着実に成果を上げて行く

公開日: 2025/02/06

更新日: 2026/02/18

LINE運用はフェーズ戦略で友だち集客からリピート定着まで着実に成果を上げて行く

はじめに

LINE運用を成功させるためには、すべての施策を一気に実施するのではなく、段階的に戦略を立てる「フェーズ戦略」が重要です。

例えば、以下のような考え方です。

フェーズ1(初期):友だち集客と配信の効果測定

フェーズ2(拡大期):広告活用やセグメント配信の最適化

フェーズ3(成熟期):顧客データを活用したOne to Oneメッセージの強化

フェーズごとに施策を組み立てることで、予算管理がしやすくなり、施策の効果も最大化できます。

本記事では、LINE運用のフェーズ戦略と、それを可視化するシミュレーションシートの活用方法について詳しく解説します。

LINE運用におけるフェーズ戦略とは?

フェーズ戦略の基本

LINE運用では、年単位または半年単位での方針を決め、ステップごとに成果を積み上げることが大切です。

施策を一気に実施するよりも、各フェーズで狙う成果を明確にし、段階的に展開することで無駄なコストを防ぎます。

フェーズ戦略の例

📌 売上拡大を狙う場合

フェーズ

施策

ポイント

フェーズ1(1~6か月目)

自社サイトや店舗で友だちを集めて、一斉配信を定期実行

どの程度ユーザーが集まるか?
十分な量集められるか?

フェーズ2(7~12か月目)

LINE広告でターゲティングを掛けながら友だちを集めて規模拡大。セグメント配信などを活用し効率化していく

友だち数を拡大し、配信効率を上げる

フェーズ3(13~18か月目)

顧客データベースと連携し、One to Oneメッセージを強化

CV率を向上

📌 ファン育成を狙う場合

フェーズ

施策

ポイント

フェーズ1(1年目)

既存ツールを活用し、顧客データベースとLINEを連携。顧客に合わせた配信を実施

継続的な関係構築

フェーズ2(2年目)

カスタマーサポートを強化

ユーザーの定着を促進

フェーズ3(3年目)

コンテンツ開発・キャンペーンの実施

顧客体験を向上

このように、目的に応じて戦略をフェーズごとに調整することが重要です。

 フェーズごとのKPI設定

フェーズ戦略を成功させるためには、各フェーズごとにKPIなどの指標を設定し、進捗を管理することで、運用が上手く行っているのか判断する事が出来ます。

例えば、以下のようなKPIを設定できます。

フェーズ

目標KPI

数値例

フェーズ1(1~6か月目)

友だち追加数

月300~1000人

フェーズ1(1~6か月目)

配信開封率

60%以上

フェーズ1(1~6か月目)

メッセージクリック率

10%以上

フェーズ2(7~12か月目)

友だち追加数

月1000~10,000人

フェーズ2(7~12か月目)

メッセージクリック率

10%以上

フェーズ2(7~12か月目)

CV率(購入・問い合わせ)

2%以上

フェーズ3(13か月目~)

リピート率

20%以上

フェーズ3(13か月目~)

One to Oneメッセージ開封率

50%以上

フェーズ3(13か月目~)

継続購入・利用率

10%以上

フェーズ戦略を実施する際の注意点

「フェーズ=前後で繋がる」ことが重要です。

LINE運用の施策は、各フェーズが独立しているのではなく、前後で連携する必要があります。

以下のような例では、戦略の流れが途切れてしまう可能性があります。

📉 失敗例:目的と施策が繋がっていないケース

あるアカウントでは、目的は明確に定義されていないものの、ECサイトへの送客や購入を重要視していました。

そのアカウントでは、

今年の施策:LINEポイントを活用し、大量の友だちを集める

翌年の施策:顧客データベースを活用し、One to Oneメッセージを配信

という方針を考えていました。

しかし、ここで注意したいのは、その繋がりが効果的か?という事です。

要は、今年はまずボリュームを増やすという事なので、サイトへの送客を増やす事は出来ます。

しかし、集めたユーザーの質はそれほど高くないため、LINE経由でのコンバージョンはそこまで発生しません。

あくまで認知や興味獲得する施策になっています。

その状態で、「顧客データベースと連携して、One to Oneメッセージを強化」するとどうなるでしょうか?

まだLINEにはECサイトの会員じゃない人が多いので、そもそもOne to Oneメッセージを送れる人が全然いないのです。

顧客データベース連携するという事は、外部ツールを導入する事になるので、少なからずコストがかかります。

しかし、One to Oneメッセージを送れないのであれば、そのコストは無駄になります。

少しわかりやすい事例を挙げましたが、このように「フェーズ=前後で繋がる」状態になり施策を計画しているアカウントを見かける事は少なく無いので、ぜひ注意いただければと思います。

方向性の定まっていないアカウントのリスク

もちろん予算が大いに確保できており、効率性より時間短縮を優先して全方向に対して施策を実施できるなら、フェーズなど考えずに一気に実行する考えもあります。

しかし、多くの企業にとってそのような状況は多くないと思います。

また、全方向に対して一気に施策を展開する事でのデメリットもあります。

結局、誰に対してベネフィットを提供しているのか、運用している企業担当者もそうですし、LINEをフォローしているユーザーにとっても感じづらくなります。

この点については、以下記事にて、「コンセプト」という形でその意義についてご紹介しています。

ぜひチェックしてみてください。

https://t-comoffice.com/method/line-official-account-run-three-point

フェーズ戦略のメリット

フェーズ戦略を導入するメリットとしては、予算と成果をある程度見越せるという点があります。

フェーズ1では、友だち○○人くらいを集めると、大体サイトには○○人くらい来て、○○人くらいはアクションしてもらえる。という見込みが立てられます。

また、LINEは配信に費用がかかるのでその点も注意しなければいけません。

やみくもにユーザーを集めて、たくさん集まって良かったと思っても、配信してみたら費用が思ったよりかかってしまうという恐れがあるためです。

しかし、フェーズ戦略を立てておくことで、施策の内容に合わせた集客数をある程度見込めるので、配信費もどの程度かかりそうか検討がつきます。

上記のようなメリットがあるため、LINE運用は事前にフェーズで方針を決めておくことをオススメしています。

まとめ

LINE運用の成功には、フェーズ戦略を設計し、適切なKPIを設定し、施策を繋げて実行することが重要です。

さらに、シミュレーションシートを活用して、費用対効果を見える化する事をオススメします。

✅ フェーズごとに目標を設定する

✅ 各施策が連携するように設計する

✅ 配信コストを考慮し、無駄を省く

✅ シミュレーションシートを活用して戦略を最適化する

ぜひフェーズ戦略を採用して、効果的なLINE運用を実現してみてください。